2007年03月27日掲載 【カマキリの卵の中は?】
カマキリの卵の中はどのようになっているのですか。
「カマキリの卵」と通常呼ばれているスポンジ状の帽子みたいな形をしたものは「卵鞘(卵のう)」で、この中央部分に本当の卵が入っています。
カマキリのメスは逆立ちをした状態で尾端から出る泡状のものを木の枝などに塗り付けその中央に卵を産んでまた泡で覆うことを繰り返しながら少しずつ下の方に動いていき、帽子状の卵鞘を完成させます。卵鞘のスポンジ部分はキチン質の固形化した泡でできており、卵を急激な温度変化から保護する断熱材の役割をしています。