2010年12月13日掲載 【兵隊を持つ寄生蜂】

かみつく兵隊型幼虫

兵隊カーストは防衛に専念するように特殊化した階級で、アリやシロアリなど社会性昆虫でよく知られていますが、「多胚性寄生蜂」といって、1つの卵から多数の成虫を発達させる寄生蜂のなかにも兵隊カーストを持つものが明らかになっています。今回は、「多胚性寄生蜂」が同じ寄主に侵入してきた別の寄生蜂に対して、兵隊カーストを増員して攻撃し、多数の仲間を守る現象を紹介します。

著者: 岩淵喜久男・宇賀大祐 (東京農工大学大学院農学府応用昆虫学研究室)

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2010年12月02日掲載 【死んだふりって役に立つんだ!】

天敵アダンソンハエトリグモの前で死にまねして動かないコクヌストモドキ

Q) 昆虫を捕まえようとすると、葉っぱから地面に落ちて急に動かなくなってしまい、死んだようになってしまうことがあります。虫が見せるこのような「死んだふり」って役に立つのでしょうか?

著者: 宮竹貴久 (岡山大学大学院環境学研究科)

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2010年12月01日掲載 【アリと共に生きるチョウ】

クロオオアリ巣内のクロシジミ終齢幼虫

シジミチョウの中にはアリの巣の中で生活するという、変わった生き方をしているものがいます。最近の研究からシジミチョウは、様々な方法を駆使してアリの巣に入り込み、世話をしてもらっている事がわかってきました。今回はクロシジミの幼虫がどのようにアリを「騙して」いるのか、そのメカニズムを紹介したいと思います。

著者: 北條 賢 (京都工芸繊維大学/琉球大学)

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2009年09月10日掲載 【昆虫を扱う職業: 地方農試からの手紙】

ミカン園での天敵調査

前略

昆虫学を専攻している学生諸君の中には、専門性を生かせる就職先の選択肢の一つとして地方農試(都道府県立の農業関係の試験研究機関)を考えている人も多いことでしょう。私は20年以上地方農試で害虫の研究に従事し、現在は研究を総括する立場です。地方農試における昆虫関係の仕事の現状について私の経験を交えて書いています。この手紙が昆虫の研究を志す諸君が就職先を選択する際に参考になれば幸いです。

草々

著者: 堤 隆文 (福岡県農業総合試験場)

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2009年07月04日掲載 【虫を食べたことがありますか】

ヤシオサゾウムシ幼虫の串焼

「ただでさえ気持ちの悪い虫を食べるなど、もってのほか」という人が多いと思います。しかし、近年昆虫を食べることに対する関心は世界的に高まっているのです。それはどうしてかというと、将来、昆虫を動物タンパク質源として利用しようという考えを持つ研究者が増えてきたからです。ここでは日本の昆虫食を紹介し、また海外における昆虫食を概観し、未来の昆虫食についても触れました。

著者: 三橋 淳 (東京農業大学客員研究員・元教授)

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応用動物学/応用昆虫学コラム

応用動物学/応用昆虫学の分野でいま注目されている研究成果を、第一線で活躍している研究者が解説します。

日本応用動物昆虫学会(応動昆)

「むしむしコラム・おーどーこん」は、日本応用動物昆虫学会電子広報委員会が管理・運営しています。