2013年10月25日掲載 【ヒサカキの花蕾を餌とするソトシロオビナミシャクの適応進化】

ヒサカキの雄蕾を摂食するソトシロオビナミシャク幼虫

昆虫の幼虫には翅がなく、ほとんどの場合、成虫のようには移動できません。そのため、幼虫の中には、自分で餌を選べず、産卵された場所が餌となるものもいます。そのような昆虫では、産卵行動が非常に重要なカギを握っています。今回は、花を食べるシャクガの幼虫の餌利用と産卵行動の進化について調べた研究を紹介します。

著者: 辻 かおる (京都大学大学院理学研究科)

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2013年04月01日掲載 【シャーレの中での実験から野外での保全を考える】

アズキゾウムシのオスとヨツモンマメゾウムシのメス

最近、ウナギの採り過ぎが問題になっています。仮に今ウナギ漁を禁止すれば、ウナギの数は元通りに増えるのでしょうか? このような生物の保全を考える上で重要な現象のひとつに「アリー効果」があります。

例えば、有性生殖をする生物では、子孫を残すためにオスとメスが出会う必要がありますが、異性になかなか出会えないほど個体がばらばらに分布していたら、その生物はそのうち絶滅してしまうでしょう。このように、ある程度同種の個体が周りにいた方が個体にとって都合がいい(生存や繁殖の見込みが上がる)ことを「アリー効果」と呼びます。

では、配偶相手と出会いやすくなること以外に、どんな原因がアリー効果を引き起こすのでしょうか。ここでは、最近あきらかになった意外なメカニズムをご紹介します。

著者: 京極大助 (京都大学大学院理学研究科)

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2013年03月18日掲載 【研究室紹介: 京都大学大学院 人間・環境学研究科・加藤真研究室】

キールンカンコノキの雌花に産卵するハナホソガ

京都大学大学院 人間・環境学研究科 加藤真研究室の末次です。今回は私たちの研究室で取り組んでいる研究について、ご紹介します。当研究室では、「共生」「生物多様性」「ナチュラルヒストリー」などをキーワードに、生態学や進化生物学の視点から研究を行っています。研究対象とする生物に制限はなく、陸域、水域を問わず様々な分類群 (陸上植物、昆虫、魚類、菌類、貝類、海綿、ミミズなど) を研究対象としています。ここでは昆虫関連の研究を幾つか例にとってご紹介しましょう。

著者: 末次健司 (京都大学大学院人間環境学研究科)
URI: http://naturalists.jinkan.kyoto-u.ac.jp

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2013年02月28日掲載 【飛ばないテントウムシでアブラムシを防除する】

飛ばないナミテントウ

テントウムシは、野菜や花の害虫であるアブラムシを食べる天敵として知られています。しかし、アブラムシを食べてもらうために畑にテントウムシを放しても、飛んですぐに逃げられてしまいます。その問題を解決するため、飛ばないテントウムシの系統を育成し、天敵製剤として実用化するための取り組みを行っています。

著者: 世古智一 (近畿中国四国農業研究センター)

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2013年02月01日掲載 【研究室紹介: 岡山大学大学院環境生命科学研究科・進化生態学研究室】

岡山大学大学院・環境生命科学研究科・進化生態学研究室です。本日は私たちの研究室で行われている研究についてご紹介させていただきます。

著者: 角 拓人 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
URI: http://www.agr.okayama-u.ac.jp/LAPE/

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